
モリス研究会へようこそ
意匠学会の研究部会として開始したウィリアム・モリス研究会は年に1回の開催を続け、2025年で第10回目を迎えます。本研究会はウィリアム・モリスを中心に、ヴィクトリア朝に生まれた思想や展開された活動が、本国イギリスのみならず、日本を含めた世界へと広がっていった軌跡をたどり、研究者や実践家、そして一般の参加者に開かれた自由な交流と討論の場として機能してまいりました。2025年度は、横浜にて、公開研究会として開催します。意匠学会の会員でない方も、自由にご参加いただけます。是非ともお誘いあわせの上、ご参加ください。
2025年 12月 20日(土) 12:50-17:00
慶應義塾大学日吉キャンパス
独立館3階D303 教室
参加無料
主催:意匠学会
後援:慶應義塾大学
問い合わせ:横山千晶
プログラム
開会挨拶 12:50-13:00 横山千晶(慶應義塾大学)
第1部 モリスと労働の理念
発表1 13:00-13:30
労働の喜びの表現としての芸術—モリスから現代まで
高安啓介(大阪大学)
発表2 13:30-14:00
大正期日本の「労働における芸術」を考える—ウィリアム・モリスと石田伝吉の比較を通して
佐藤蓮(高知大学大学院修士課程)
第2部 教育とコミュニティー
発表3 14:00-14:30
英国ガーデン・サバーブにみるコミュニティー・デザイン―「共同住宅」を例に
吉村典子(宮城学院女子大学)
発表4 14:30-15:00
ヴィクトリア朝の芸術教育—その変容とアーツ・アンド・クラフツ運動の影響
横山千晶(慶應義塾大学)
第3部 モリスが読む・モリスを読む
発表5 15:15-15:45
モリスはシェリーをどう読んだのか?
関良子(三重大学)
発表6 15:45-16:15
寿岳文章のウィリアム・モリス研究
川端康雄(日本女子大学名誉教授)
全体討論 16:15-16:50
おわりに 16:50-17:00
ウィリアム・モリス研究会の10年を振り返る
川端康雄(日本女子大学名誉教授)